教えられる技術と、確かな道筋がある
若手にも「ライブの演出家」を目指してほしい
演出監督
加藤 亮
RYO KATO
※2021年取材時点の情報です
PROFILE
「仕事がつまらないと、人生がつまらない」。そんな思いで23歳からこの世界で働き、業界歴17年。N.A.S.Cへの転職後は活動の幅をさらに広げ、現在はプロダクションマネージャー、舞台監督、演出家として社外からのさまざまなオーダーに応えている。
N.A.S.Cなら「ライブの演出家」の技術を教えられる
舞台演出という仕事では、何を今回のメインにするか、どんなセットリストにするか、照明メインなのか映像メインなのか特殊効果メインなのかといった根本的なコンセプトをつくっていきます。いわば演出家自身もアーティスト。ただ演劇やドラマなどの世界と比べて、「音楽業界の演出家」という存在は一般にはあまり知られていませんよね。ライブはアーティストさん自身の思いでつくることも多いし、何よりライブの演出家を担える人材自体が少ない。これまでは舞台監督を何年か務めた上でやるか、ダンサーなど演者を経てやるかといった形で狭き門だったことも事実です。でもN.A.S.Cには、「どうやってお客さんを喜ばせるか」という技術を教えられる土壌があります。ライブの演出には、ちゃんとした技術があるんです。だから今後は最初からライブの演出家を目指す人が仲間に加わってくれてもいいと思っています。新しい発想、おじさんにはない発想で勝負してもらえるとうれしいですね(笑)。ライブの演出家という道があることを伝えながら、僕自身もその技術を教えられる1人でありたいと思っています。
たくさんのアーティストと接し、育ててもらった
有名な女性アイドルグループからロックバンドまで、幅広いアーティストさんのライブを担当しています。心がけているのは、アーティストさんごとに異なる演出や舞台づくりへの要望に応えていくこと。例えば、魅せることが大切なアイドルは「いかにお客さんの近くに行くか」という演出が重要ですが、バンドでは「あの歌に感動した」と思えってもらえる瞬間が大切で、「演出がすごかったね」とお客さんに言われているようではダメだという面もあるんです。そんな風に経験の幅を広げてこられたのは、業界に入ってからたくさんのアーティストさんと接し、育ててもらったから。アーティスト本位で本気で関わる芸能事務所の方々の仕事ぶりにも刺激をもらっています。最近では、演出家としてライブを一から提案する役割を与えられる機会も増えてきました。